ひょうご経済プラスTOP 連載一覧 経済コメンテーター 歴史に学ぶ関西経済 <歴史に学ぶ関西経済(3)神戸大経済経営研究所・高槻泰郎准教授>盛んに売買された「お米券」 江戸時代は貯蓄より投資?

歴史に学ぶ関西経済

<歴史に学ぶ関西経済(3)神戸大経済経営研究所・高槻泰郎准教授>盛んに売買された「お米券」 江戸時代は貯蓄より投資?

2023.06.15
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「10石に相当する米を渡す」と書かれた米切手。江戸時代後期に佐賀藩が発行したもの(神戸大学経済経営研究所蔵)

「10石に相当する米を渡す」と書かれた米切手。江戸時代後期に佐賀藩が発行したもの(神戸大学経済経営研究所蔵)

 今年の夏に支給される民間企業のボーナスは、前年よりも増える見通しだそうだ。

 使うアテがあって今か今かとボーナスを待ち受けている人、そのまま債務弁済に消えてしまう人-。さまざまであろうが、平均的な日本人であれば、まず貯蓄に回す、ということになるのではないか。

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