地域をこの目で
<地域をこの目で(2)芦有ドライブウェイ副社長・齊藤成人氏>老朽インフラ 「民営化による効率化」の先に
この春は値上げラッシュであった。スーパーで食料品の値段をみるにつれ自然とため息が出てしまう。私が働く芦有ドライブウェイでは、消費税分を除けば30年以上通行料金(芦屋~奥池間)は据え置いたまま。世間はデフレとは言いながらも、この間の物価は20%も増加している。
ところが普段お客さまから料金所へ寄せられる声の大半は「通行料金が高い」というものばかりだ。そして決まって「無駄な工事をやめて料金を安くすれば良い」というアドバイスが続く。開通後60年も経過しているわが社の道路を健全に維持するためには相当の費用がかかる。とてもじゃないが無駄な工事などする余裕などないのだが…。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。