地域をこの目で
<地域をこの目で(1)芦有ドライブウェイ副社長・齊藤成人氏>ジェントリフィケーション 観光収入と地域負担のバランス
私が働く芦有ドライブウェイは芦屋と有馬を結ぶ有料道路である。東六甲展望台という観光スポットがあり、そこからの夜景は関西一と自負しているが、知名度はまだまだ低い。そんな場所にも、最近は外国人観光客をちらほら見かけるようになった。
聞けば交流サイト(SNS)に投稿された夜景の写真をみて感動し、スマホで交通手段を調べてなんとか自力でやってきたそうだ。よくこんな場所まで来るものだと驚く。治安の良さや交通の正確性があるとはいえ、ITツールの進化により観光業の現場では日本人と外国人の間の障壁がなくなりつつあるのを実感する。
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