六甲台遠望
<六甲台遠望(12)神戸大・橋野知子教授>旅立ちの春 出会い、学んで人生を豊かに
3月は年度末なので、旅立ちや別れという言葉が思い浮かぶ。大学も卒業の季節だ。教え子たちが成長して巣立っていくのは、うれしいけれどちょっと寂しい。ひたすら幸せを願う。そんな気持ちに浸る間もなく、慌ただしく新学期を迎える。
これから社会人となる学生たちには、社会人の先輩たちの懐に飛び込んで、いろいろなことに果敢に挑戦してほしい。そして、4月に大学生となる皆さんには、さまざまな学問、思想、多様な考え方、そして何よりもいろんな人に出会ってほしい。人生は、出会いの連続であるが、それをいかに生かせるかが大きい。
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