ひょうご経済プラスTOP 連載一覧 経済コメンテーター 時流を見る眼 <時流を見る眼(11)ジャーナリスト・井上久男氏>トヨタ社長交代 襲いかかる嵐に向き合ってこそ

時流を見る眼

<時流を見る眼(11)ジャーナリスト・井上久男氏>トヨタ社長交代 襲いかかる嵐に向き合ってこそ

2023.02.02
  • 印刷
オンラインで記者会見するトヨタ自動車の佐藤恒治執行役員(左)と豊田章男社長。4月1日付で社長を交代する=26日午後

オンラインで記者会見するトヨタ自動車の佐藤恒治執行役員(左)と豊田章男社長。4月1日付で社長を交代する=26日午後

 トヨタ自動車は1月26日、豊田章男社長(66)が今年4月1日付で代表権のある会長に就き、後任の社長兼CEOには佐藤恒治執行役員(53)が昇格する、と発表した。

 豊田氏は社長退任の理由について「私は古い人間。新しい時代には私が引くことも重要だと思った」などと語った。自動車産業にはEVシフトなど技術革新の波が襲いかかっており、トヨタといえども安泰ではない。その荒波を若いリーダーシップで乗り越えてほしいとの考えもあるのだろう。

この記事は会員限定会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。