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 陶器の器は工芸、草間弥生さんの彫刻は現代美術。創作物を見た時、私たちはそれを理解するために言葉の範疇(はんちゅう)に分類する。分かったつもりになる第1段階のプロセスである。創作物を既存の範疇から解き放つとより理解が深まるのではないか。そんな思いで世界22カ国の50人の創作をアートセンター「アーツ千代田 3331」(東京)で紹介する。

 美術家は社会や他者に「作品」として見られることを意識して創作する。いわば「建前」の表現活動だ。しかし必ずしも自分以外の人に見せることを前提としない創作もある。自己の痛みを和らげたり、解放したりするためもあれば、快楽のための創作もある。それらは個人の生活歴の中に現れ、知られざる「本音」を露呈させる。

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2021/7/15
 

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