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 大腸がんをテーマにしたウェブ市民公開講座が10月24日、神戸市中央区磯上通4の「120ワークプレイス神戸」であり、専門家3人が講演や質疑応答を行った。

 中外製薬と神戸新聞社の主催。佐野病院(同市垂水区)の佐野寧院長は、内視鏡診断治療について講演。コロナ禍による受診控えで進行がんの患者が増加傾向にあることから、「早期に発見できれば少ない負担で治療できる。40歳を過ぎたら定期的にがん検診を」と呼び掛けた。このほか、人工知能(AI)で発見や診断が可能になった、治療の最前線も紹介した。

 大腸がんの手術・薬物療法を専門とする同病院の小髙雅人・消化器がんセンター長は「大腸がんは進行してからでも腹腔(ふくくう)鏡手術による治療効果が高く、納得した上で受けることが大事」と説明した。

 神戸大学大学院医学研究科の掛地吉弘教授は、進歩が目覚ましい「遺伝子」を調べて治療する「ゲノム医療」について、「(治療法を選ぶため複数の遺伝子を一度に調べる)がん遺伝子パネル検査が治療につながる可能性は10%だが、今後の成績向上につながる要素はたくさんある」と展望を話した。

2021/10/25
 

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