■神戸 新たにマスター310人認定
世代を超えて防災を考える催し「117KOBEぼうさいマスターAWARD(アワード)」が15日、神戸空港北側の広場であった。親子連れや大学生ら約千人が参加し、ワークショップなどで防災の大切さに触れた。
「117KOBEぼうさいマスター」は、災害の知識や応急手当ての技術を身に付けた人に与えられる称号。阪神・淡路大震災を語り継ぎ、今後の災害に備えようと、神戸新聞社と神戸市内の大学生らでつくるぼうさい委員会が養成に取り組んでいる。
会場には特設ブースが並び、同委員会のメンバーらが心肺蘇生法やごみ袋を使ったかっぱの作り方などを参加者に教えていた。ステージでは同マスターの認定式があり、約310人を代表して「ボランティアグループ新原」(神戸市垂水区)のメンバーが認定証などを受け取った。
同委員会の学生リーダーを務める神戸学院大4年の田渕広樹さん(22)は「20年前の震災は覚えていないけれど、継承しないといけない。今後もいろんな世代の人と防災を考えたい」と話していた。
同マスターの認定には、ウェブ講座と市民救命士講座の受講が必要。神戸新聞社営業局TEL078・362・7077
(長江優咲)
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