ひょうごの医療

ストーマの装具は多種多様。「いろいろ試して、自分に合うものを見つけて」と話す工藤裕美子さん=姫路市内
排せつ機能担う「ストーマ」 日常生活など支障なく
人工肛門・ぼうこうは、腸や尿管の一部を人工的に体外に出して作った便や尿の排せつ口のことで、ギリシア語で「口」を意味する「ストーマ」と呼ばれる。ストーマの保有者が「オストメイト」だ。ストーマ設置の理由は、腸や肛門、ぼうこうの病気などさまざまだが、ケアがうまくできれば「学校や会社、家庭での日常生活はもとより、登山やスポーツ、旅行なども支障なく行える」と太田クリニック(明石市)院長の太田昌資さん(64)は話す。
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- シリーズ43 人工組織・器官
2016/1/9~2016/1/30
病変や老化によって臓器などが機能不全に陥ったとき、その代わりに機能を果たし、人間の生命や活動を維持する人工組織・器官。兵庫県内の医療の最前線に迫る連載の第43回シリーズは、医学と工学の発展とともに進化を続ける人工組織・器官を4回にわたって取り上げる。

