ひょうごの医療

大澤泰輔専務理事
兵庫医療大看護学部(神戸市中央区
神崎初美教授に聞く
避難所の衛生管理
感染症予防に手洗い徹底
トイレ掃除も重要
阪神・淡路大震災でも東日本大震災でも、避難所の劣悪な環境は大きな問題となった。関連死を防ぐには、被災者の生活環境の整備は欠かせない。東北や、2007年の新潟県中越沖地震など多くの被災地で活動してきた兵庫医療大(神戸市中央区)看護学部の神崎初美教授(48)に、避難所で考えられる衛生上の問題点と対策を聞いた。
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- シリーズ37 災害医療
2015/1/3~2015/1/24
1995年1月17日、阪神・淡路大震災。あの日、崩れた倒壊家屋の下敷きになって重傷を負ったり、その後の避難生活で体調を崩したりした人たちが、十分な医療を受けられずに相次いで命を落とした。この20年で、そうした状況は改善されたのか。兵庫県内の医療の最前線に迫る連載の第37シリーズは、災害医療を計4回にわたって取り上げる。

