4月、令和5年度が始まった。新型コロナの規制がとれ、やっとマスクなしの日々が徐々に許される。これでやれなかったことが再開できるかも。何だか嬉(うれ)しい。
そのひとつは、神戸市が支援し、2003年から続けてきた音楽好きな小学5年生~高校生の吹奏楽の音楽合宿「サマーミュージックステーション」。第一線で活躍するプロの演奏家と共にしあわせの村(神戸市北区)で2泊3日を過ごす。初日、各自の楽器を抱え不安そうな約100人の子供たち。朝から夜までひたすらパート仲間と練習をする。初期の頃、練習の息抜きに、クイズやキャンプファイアを企画していたのだが「こんな時間、勿体(もったい)ない。ずっと練習をしたい」と却下された。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。