関西ではたいてい1月15日までは松の内。この日くらいまではお正月気分が抜けないのは、もっと休みたいからなのか、晴れやかな気分に浸っていたいからなのか。
正月といえば、関西特有の文化に「にらみ鯛(だい)」がある。鯛の塩焼きを食事の度に卓にあげるが、三が日が明けるまでは箸をつけないというものだ。大阪市内で生まれ育った私にとっても正月の食卓に鯛はつきものだったが、元日から普通に食べていたものだから、この風習を大人になって知り、変な文化だな…と感じた。
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