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 終戦の頃、全国の都市部は空襲を受けて焼け野が原と化した。そこに住まった人々は、目の前で親や子どもが機銃掃射で、焼夷(しょうい)弾で、1トン爆弾で、むごたらしく亡くなった。広島・長崎では、原子爆弾によって地獄絵が出現し、同じく家族が亡くなった。これらの“こころ”の大きな痛手は、いまで言うPTSDなのだ。

 人々は如何(いか)にして、これらの痛手から復活し、国を再生したのだろうか。当時、カウンセラーや臨床心理士や公認心理師は居なかったはずだ。戦後復活劇の裏に、一体“何”が存在し、その“何”が有効に機能したのか…。児童福祉の父は「親は亡くとも子は育つ」と言った。今、親はいるけど子が育たない。そこに欠けているこころの課題はどこにあるのか。

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2022/8/16
 

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