カメルーン人の親友がいる。猿の研究のためカメルーンに滞在していた日本人に見初められ、姫路の大学に勤めることになった彼とともにやって来た。彼女はフランス語しか話せなかったので、姫路カトリック教会で私が紹介され、以来、愉快なお付き合いが始まった。
彼女には既に男の子が1人いたが、次々に子宝に恵まれ、合計6人の男女に恵まれた。その間私には子どもができず、私よりも彼女の方がそのことを悲しんでいた。やがて高齢出産で息子が生まれた時には、病院に飛んでやって来て、躍り上がって喜んでくれた。
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