コロナ禍で途絶えていた外国人講師の招聘(しょうへい)が再び可能になった。フランス語歌唱法の講座の通訳を依頼されることが多く、今回、北米の大きなフランコフォニー(フランス語圏)であるカナダのケベック州・モントリオール大学声楽科のローズマリー・ランドリー教授の広島・京都・堺での講座のお手伝いをさせていただいた。
3月まで勤務していたエリザベト音大のある広島市は、モントリオール市と二十数年前に姉妹都市の提携をしている。今回表敬訪問が叶(かな)い、カナダの著名な声楽家を前に、合唱好きな松井一実市長は突然第九をドイツ語で歌われ、先生もお返しにとカナダのフォークソングを歌われた。
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