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 日中は厳しい暑さだが、夕暮れ時に姫路市立美術館の庭園へ行き、音と光によるインスタレーション(空間芸術)に全身で浸ると涼やかな気分になる。各所に置かれたスピーカーから音のシャワーのように流れるのは、最上質の鋼である玉鋼(たまはがね)を使用し作った火箸風鈴の音色だ。作品タイトルは「星雲光響2021」。早大教授で作曲家の菅野(かんの)由弘さんが「玉鋼の中に入り込んでしまう」という発想でコンピューター技術を駆使して作られた。

 菅野さんが「明珍火箸を実際に聞きたい」と訪ねて来られたのは10年ほど前だ。その音色に感動され、ピアノと明珍火箸のための「水の粒子」を制作された。今もピアニスト小川典子さんにより、世界各国で演奏されている。

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2021/8/6
 

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