昨年の11月、電話が鳴った。「約20年前に、大阪から姫路へ工房見学に伺った者です。その時に聞いた音色が忘れられず、もう一度聞きたく問い合わせしました」という内容だった。
その音色は玉鋼(たまはがね)製の明珍火箸。玉鋼とは日本刀の素材。現在、奥出雲で日本美術刀剣保存協会によって製作されている。古代から続く、たたら製鉄の和鉄である。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。
昨年の11月、電話が鳴った。「約20年前に、大阪から姫路へ工房見学に伺った者です。その時に聞いた音色が忘れられず、もう一度聞きたく問い合わせしました」という内容だった。
その音色は玉鋼(たまはがね)製の明珍火箸。玉鋼とは日本刀の素材。現在、奥出雲で日本美術刀剣保存協会によって製作されている。古代から続く、たたら製鉄の和鉄である。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。