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 中学生の頃、虜(とりこ)になったのが「原始怪人対未来怪人・恐怖のタイムマシーン」。変な邦題のついた米映画の劇中のワンシーンに惹(ひ)きつけられた。未来で女性が色光付き(!)シンセサイザーを奏でるのだが、音自体はむしろ耳障りな金属音で、何とも哀愁漂うメロディーが奏でられ、ハープとおぼしき楽器による和音が加わり実に魅力的なこのシーンの音楽が頭から離れなくなった。

 この映画の中の音楽でよく使われているある種の和声、響きは、今から思えば僕が現在ライフワークとしているロシアの作曲家、スクリャービンの和声にも通じるものだった。この映画の音楽と同種の響きを他のSF映画音楽にも求め、探すようになっていった。

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2021/6/21
 

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