連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

(3)メッセージ 励ましと祈り込め
  • 印刷
2004・11・22 「アクタ西宮」で頑張る=西宮市北口町 1996・12・30 レオちゃんは商店街の街灯脇に置かれていた=西宮市北口町
拡大

2004・11・22 「アクタ西宮」で頑張る=西宮市北口町

1996・12・30 レオちゃんは商店街の街灯脇に置かれていた=西宮市北口町

  • 2004・11・22 「アクタ西宮」で頑張る=西宮市北口町
  • 1996・12・30 レオちゃんは商店街の街灯脇に置かれていた=西宮市北口町

2004・11・22 「アクタ西宮」で頑張る=西宮市北口町 1996・12・30 レオちゃんは商店街の街灯脇に置かれていた=西宮市北口町

2004・11・22 「アクタ西宮」で頑張る=西宮市北口町

1996・12・30 レオちゃんは商店街の街灯脇に置かれていた=西宮市北口町

  • 2004・11・22 「アクタ西宮」で頑張る=西宮市北口町
  • 1996・12・30 レオちゃんは商店街の街灯脇に置かれていた=西宮市北口町

 震災翌年の末、阪急西宮北口駅近くの商店街でライオンの縫いぐるみに出会った。「レオちゃん」という。長文のメッセージが添えられ、最後に「再開発までガンバレ」とあった。

 周辺では、古くからの商店街と二つの市場が壊滅した。被災した店舗は二百以上を数えた。

 レオちゃんは、薬局の播磨基弘さん(75)が自宅跡から掘り出した。文章を寄せたのは化粧品店の河野洸良(ひろよし)さん(74)。電器店の足立耕作さん(56)が止まったままの時計を見つけ出し、並べた。

 いつになれば商店街は立ち直るのか。誰にも分からない。隣保の励ましが頼り。レオちゃんのメッセージには祈るような気持ちが表れていた。

 今、同じ場所に再開発ビル「アクタ西宮」が立つ。決して楽な日々ではない。ほかの場所に移ったり商売をやめた店主も多い。

 取材に訪れると、「新潟が大変なのに、こんなとこおってもええの」と言われた。そこで、もう一度メッセージをお願いした。

 新潟の被災地に向けて。「今、頑張って、とはよう言わん。時間がたって少しゆとりができたら、ぼちぼち頑張ってください」(写真部 三津山朋彦)

2004/12/1
 

天気(10月22日)

  • 19℃
  • 14℃
  • 60%

  • 19℃
  • 14℃
  • 30%

  • 17℃
  • 12℃
  • 60%

  • 18℃
  • 13℃
  • 50%

お知らせ