東灘まちのカダイ

新型コロナウイルス禍が長期化している。渦中の第7波では7月下旬に県内で1日当たりの新規感染者数が初めて1万人を超え、8月3日にも過去最多を更新した。東灘区医師会によると、東灘区は市内でも陽性者が多い部類に入るといい、発熱外来は7月下旬からパンク状態に近い。同医師会の是則清一会長(65)は自宅療養者らへの訪問診療を念頭に「できるだけ顔が見えて安心できる医療を提供できるよう、地元の開業医たちも踏ん張っていく」と話す。(聞き手・井上太郎)

神戸市東灘区は市内でも外国人人口が多く、20年に6千人を超えた。日本語に不安を抱える児童生徒も多く、新型コロナウイルス禍はその課題を浮き彫りにしたという。本庄地域福祉センター(同区本庄町2)を拠点に外国人の子どもたちの学習支援に取り組み、今年5月で設立20周年を迎えたボランティア団体「こうべ子どもにこにこ会」を取材した。(井上太郎)
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