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<マクロウオッチ(10)神戸大経済学研究科・宮尾龍蔵教授>危機的な少子化問題 全世代で支え合いを

2023.01.19
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 少子化が加速しています。2022年の出生数は統計の開始以来、初めて80万人を割り込む見通しで、政府の想定をはるかに上回るペースで減少しています。少子化は経済成長にブレーキをかけ、社会保障制度を脆弱(ぜいじゃく)にします。危機的な状況にあるという認識を広く共有し、若い世代を社会全体で応援することが大切です。

 少子化の現状について確認しましょう。21年の出生数は81・2万人となり、過去最低を毎年更新しています。そして22年には80万人を明確に割り込むと予想されています。

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