第4部・災禍を越えて
【6】生活再建へ公的補償求め 助け合いの精神で署名活動
署名の数は、見る見るうちに膨らんでいった。目標としていた235万人分に1カ月たらずで到達した。募金・署名活動を重ねてきたコープこうべも、驚くほどのスピードだった。
自然災害で住まいや家財を失った人々に国の補償制度を-。阪神・淡路大震災を経験した兵庫県などが1996年9月、公的補償を求めて署名活動を始めた。担い手の中心にいたのが、コープこうべだった。
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