高市早苗首相が、北朝鮮に金正恩朝鮮労働党総書記との首脳会談を打診した背景には、拉致被害者家族が高齢化する中、膠着した拉致問題の打開を図る狙いがある。日朝交渉を進めた故安倍晋三元首相の「後継」をアピールし、自民党離れが指摘される保守層の支持を再び得たいとの思惑も透ける。ただ北朝鮮は「拉致問題は解決済み」との主張を崩しておらず、解決の道筋は見通せない。
高市早苗首相が、北朝鮮に金正恩朝鮮労働党総書記との首脳会談を打診した背景には、拉致被害者家族が高齢化する中、膠着した拉致問題の打開を図る狙いがある。日朝交渉を進めた故安倍晋三元首相の「後継」をアピールし、自民党離れが指摘される保守層の支持を再び得たいとの思惑も透ける。ただ北朝鮮は「拉致問題は解決済み」との主張を崩しておらず、解決の道筋は見通せない。