兵庫県加古川市で4日に発生した多重事故で、神戸新聞社は、死亡した男性(78)が運転する乗用車の映像を入手した。近くを走っていた車のドライブレコーダーが記録していた。事故の直前、車に追突し、スピードを落とさず車列に向かっていく様子が写っていた。
会社員の女性が勤務先の姫路市から車で帰宅中、播州大橋の中央付近で、後ろからきた乗用車がその前を走る車両に追突し、ぶつかられた車ははずみでスピンした。乗用車は減速せずに女性の車の左側を追い越し、前方の車列に向かっていった。女性は当時、時速60キロほどのスピードで走行していたとしている。
多重事故の発生後、車は進まなくなり、女性が約10分後に現場の横を通り抜ける際には、大破した乗用車のほか、歩道に避難したり、子どもをなだめたりする人の姿も見えたという。
























