兵庫県加古川市加古川町友沢の国道250号で4日に発生した多重事故で、加古川署は5日、死亡した同市の無職の男性(78)の死因は急性心筋梗塞だったと明らかにした。同署は男性が乗用車を運転中、突然意識を失い、運転不能の状態に陥ったとみている。
同署によると、死亡した男性が運転する車は4日午後4時半ごろ、加古川に架かる播州大橋上で、前を走る車に衝突するなどした後、減速せずに走行。直後に止まっていた車列に突っ込み、計14台が絡む玉突き事故になったとみられる。
死亡した男性の車の助手席に乗っていた70代男性は「(事故の直前に)隣を見ると、男性が目をつむっていて、声をかけたが反応がなかった」などと話しているという。
事故では助手席の男性が胸の骨を折るなど、子どもを含む18人が負傷した。死亡した男性は、70代男性らと一緒に釣りに行った帰りだったという。























