神戸新聞NEXT | 読者の報道写真コンテスト
神戸新聞社 読者の報道写真コンテスト

読者の報道写真コンテスト

第 733 回3月 の入賞者

※応募総数 316点

一席

一席

『春を告げる日 』

南出尚登

明石市の魚の棚商店街(3月17日)

買い手も売り手もベテランの風情。売り場に並ぶ時期はごく短い中、イカナゴの大きさも含め、今日的な一枚です。(ソニーα7RM3 28~200ミリ 絞りf7・1 60分の1秒)

二席

二席

『大漁祈願~大漁 』

広橋一郎

淡路市の石屋神社(3月8日)

笑顔、笑顔に、見事なタイの跳ねっぷり。めでたさが詰まった構図です。春から良いことがありそう。(キヤノンEOSR7 18~150ミリ 絞りf11 1000分の1秒)

三席

三席

『雪原の狐 』

木藤将人

氷ノ山(2月14日)

一面真っ白な中でのキツネとの邂逅(かいこう)。互いの距離はあるものの、目と目が合った同士、特別な空気感があります。(OM SYSTEM OM―1MARKⅡ 40~150ミリ 絞りf7.1 2500分の1秒)

佳作

佳作

『朱鷺カムバック 』

本岡高志

但馬空港(3月17日)

野生復帰仲間のコウノトリとトキ。はばタンも応援しています。少し右を切った方が収まりが良いかもしれません。(キヤノンEOSR6マークⅡ 24~240ミリ 絞りf13 800分の1秒)

佳作

『私は誰でしょう 』

橋本利一

たつの市(3月20日)

今月、応募の多かったテーマの一つです。少女の表情とシャボン玉がうまくはまりました。(ニコンD810 24~120ミリ 絞りf4 4000分の1秒)

準佳作

準佳作

『枯野 』

山内勝

明石市(2月28日)

幻想的な光景です。寒々しい中に温かな春の始まり、生命力がにじんでいます。(ニコンD7100 28~300ミリ 絞りf8 60分の1秒)

準佳作

『卒業。新たなるステージへ! 』

和田康男

高砂海浜公園(3月17日)

彼女たちの思い出の場所でしょうか。地元で過ごした時間を胸に、それぞれ歩み出していくのでしょう。(ニコンZ5Ⅱ 50ミリ 絞りf8 250分の1秒)

準佳作

『母の骨納めに向かう(三男) 』

石原修

豊岡市出石町(3月14日)

古い蔵の前を歩く喪服姿の男性たち。大きな民家が育んだ、家族の時間が伝わってきました。(キヤノンEOSR6マークⅡ 24~240ミリ 絞りf11 160分の1秒)

準佳作

『朝焼けのシルエット 』

米沢貞雄

姫路市(3月17日)

神秘的な朝焼け。影絵のようでもあり、物語の世界に入り込んだようです。(OM SYSTEM OM―1 12~100ミリ 絞りf9 30分の1秒)

準佳作

『スノーウォーズ無事帰還 』

四辻博康

宍粟市のちくさ高原(3月8日)

滑り終えてほっとした表情のC―3POと、初心者マークのR2―D2。あの世界観が雪上に現れました。(ニコンD7500 70~210ミリ 絞りf8 1250分の1秒)

準入賞A

準入賞A

『爪の手入れ 』

岡島洋

準入賞A

『梅の花の盛り 』

加藤保

準入賞A

『お食事タイム 』

藤原美義

準入賞A

『僕は踊りの名手 』

鳥居竹夫

準入賞A

『さよならモトコー① 』

中崎和実

準入賞A

『Yという男 』

有馬茂樹

準入賞A

『かんでください 』

清光静枝

準入賞A

『冬の列車 』

吉田義春

準入賞A

『跳ねる、雨の余白 』

尾崎敬子

準入賞A

『寝床 』

寺坂好司

準入賞B

準入賞B

『共生 』

井沢誠一

準入賞B

『シャボン玉とんだ 』

小林保

準入賞B

『春の目覚め 』

銀崎宜広

準入賞B

『サングラスのヒゲおやじ 』

藤原良子

準入賞B

『干潟散歩 』

荒木貞夫

準入賞B

『姫路城マラソン2026スタート 』

飯塚建一

準入賞B

『色に奏でる影 』

尾上敏明

準入賞B

『卒園遠足かしら? 』

西尾めぐみ

準入賞B

『硝子戸リフレクション 』

國本喜和

準入賞B

『宵宮に浮かぶ 』

北本重安

カメラアイ

市井の営みに目を向け

 モトコーの愛称で親しまれた、JR元町―神戸駅間の旧元町高架通商店街。阪神・淡路大震災で街の形が一変した神戸では、震災前の趣を残す数少ないエリアの一つだったと言えましょう。再整備に伴って順次閉鎖され、最後に残った区画も解体される運びです。

 戦後すぐからの歴史の中で、終盤の一時期ではありますが、私もたまに立ち寄り、気まぐれにレンズを向けてきました。この高架下は生き物のように変化を続け、気づけばいつもあった光景が幻のように消えていた、ということもしばしばでした。

 解体を前に、大先輩、先輩、同僚らが過去に撮った写真を見直しました。同じモトコーながら、時代ごとの風情が刻み込まれており、眺めているとタイムマシンに乗せてもらったような心持ちになりました。

 先日、かの権力者は言いました。「石器時代に戻す」「一つの文明が滅ぶ」。彼らには、市井の人たちが育む日常に関心はないし、想像もできないでしょう。でも人の命はその中にあります。せめてもの抵抗として、身の回りの営みに目を向け、大切に記録していきたいものです。

(映像写真部・長嶺麻子)


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