※応募総数 312点
田上利治
たつの市揖保川町(4月27日)
所有する農業用ハウスが使われず、内部に無数のタンポポが生えているそうです。身近な場所でも時代を映し出すことができます。(キヤノンEOS50D 15~30ミリ 絞りf16 500分の1秒)
庄野洋子
神戸市の須磨海岸(5月13日)
気温の上昇する時期に見られる赤潮が発生。海水も砂浜も赤褐色に染まり、不穏な雰囲気が漂っています。(ニコンZ7 24~200ミリ 絞りf9 400分の1秒)
白石正春
姫路市大塩町(5月4日)
獅子舞の重みを一身に受け、踏ん張る氏子の男性。眼鏡がずれた瞬間をうまく捉えました。(ニコンD500 10~20ミリ 絞りf4.5 1600分の1秒)
黒坂薫
加西市西剣坂町(5月23日)
ぬかるんだ田んぼで田植えをする早乙女姿の女性。おぼつかない足元を見て、思わずくすりとしました。(ニコンD500 18~200ミリ 絞りf5 400分の1秒)
西尾秀己
加東市の闘竜灘(5月1日)
放流中、アユがパイプから飛び散りました。作業者を思うと気の毒ですが、魚の生命力が伝わってきます。(ソニーα7RⅣ 100~400ミリ 絞りf5・6 2000分の1秒)
梅津郁朗
大阪市の咲洲(4月18日)
人工的な近未来の都市を連想させます。モノクロで表現したのも効果的です。(ニコンZ5Ⅱ 24~200ミリ 絞りf8 40分の1秒)
銀崎宜広
加西市(4月22日)
枯れた松に営巣するカワウ。一部から害鳥として煙たがられる存在かもしれませんが、考えさせられる一枚です。(ペンタックスK―50 55~300ミリ 絞りf9 400分の1秒)
西川浩美
加古川市(5月17日)
人気キャラクターをあしらった新幹線の最終運行を華やかに仕立てました。(キヤノンEOSR6マークⅡ 24~105ミリ 絞りf4・5 1000分の1秒)
星見敏明
加東市の朝光寺(5月5日)
勇壮に舞う鬼3体を絶妙のタイミングで捉えました。(キヤノンEOSR10 18~150ミリ 絞りf8 200分の1秒)
北本重安
豊岡市(5月5日)
ローアングルで撮影し、多くのこいのぼりと子どもをまとめた構図が光ります。(キヤノンEOSR8 24~240ミリ 絞りf9 320分の1秒)
加藤保
伊藤賢治
北條美和
斎寺義則
小倉邦美
春名サトミ
長澤隆志
内山義夫
仁後侑委
寺坂好司
前田高
全田寛和
高橋三吉
芦田豊
中間弘久
松本高年
尾上敏明
辻本晋
薬師鉄也
國本喜和
言葉の力を借りる
応募作を見た瞬間、「これは何?」と驚かされることがあります。そんな時は、すぐさま作品裏面の説明文を読み、「答え合わせ」をします。撮影の裏話や事実関係などを確認し、再び写真を深く見直す。こんな審査の流れは楽しみの一つです。
「何か分かりませんが、撮影しました」。応募作の説明文でこのような趣旨の文言をたまに見かけます。他にも、写真の主題とかけ離れた画題で投稿されるケースもあります。
写真は雄弁です。必要以上の言葉は蛇足になる可能性もあります。一方で、報道写真においては、一定の説明が必要だと考えます。写真を言葉で補足し、その価値やニュース性を際立たせることができます。また、表現しにくい日時や背景などを伝えるには、言葉の力を借りざるを得ないこともあります。
今回、3年ぶりに審査を担いました。さりげなくも効果的な言葉が添えられた写真を、今後も楽しみにしています。
(映像写真部 辰巳直之)