※応募総数 390点
山内勝
明石公園(4月9日)
空の雄大さを表現するうえで、地上の風景をどう絡めるかがカギになります。朝焼けと放射状に広がる雲を写し込み、スケール感のある1枚に仕上げました。(ニコンZ7Ⅱ 14~24ミリ 絞りf7・1 125分の1秒)
中間弘久
姫路市(4月9日)
背後に広がる桜の美景を撮らず、こちらの光景にレンズを向けた着眼点が見事です。(ニコンD5600 10~20ミリ 絞りf8 シャッターオート)
津田恵
神戸市立王子動物園(4月11日)
気持ち良さそうに泳ぐアシカの姿が印象的です。花びらも効果的で、いい瞬間を逃さずシャッターを切りました。(キヤノンEOS7D 100~400ミリ 絞りf6.3 500分の1秒)
鳥居竹夫
姫路市、魚吹八幡神社(3月28日)
祭りの写真は本番だけでなく、出番の前後にもドラマがありますね。(キヤノンEOSKissX7 18~270ミリ 絞りf5.6 125分の1秒)
三木啓史
姫路市立動物園(4月3日)
乗り物のスピード感が、ゆったりとした時間の流れまでも表しているようです。(PENTAXK―1マークⅡ 24~70ミリ 絞りf13 15分の1秒)
長澤隆志
小野市、青野ケ原駅(4月5日)
華美ではない桜の表現が、かえって目を引きました。(キヤノンEOSR6マークⅡ 15~35ミリ 絞りf8 25分の1秒)
加藤誠司
神戸市東灘区、六甲アイランド(4月3日)
影が余韻を残しており、味わい深いです。(ソニーサイバーショットDSC―HX99 絞りf4・5 100分の1秒)
福田あゆい
神戸市中央区(4月6日)
どこか幻想的な空間です。(ニコンZ5 24~120ミリ 絞りf4 80分の1秒)
佐藤文彦
養父市(4月11日)
面白いだけでなく、考えさせられる光景です。(ニコンD810 24~120ミリ 絞りf10 250分の1秒)
長尾茂弘
高砂市(4月12日)
姿勢から子どもの探究心が感じ取れます。(ニコンZ6Ⅲ 135ミリ 絞りf2 5000分の1秒)
前田高
大谷稔彦
石原修
西川浩美
山口康博
南出尚登
鳴滝塁
尾上敏明
今川楨子
今井隆男
加藤保
銀崎宜広
板井幹
宇田川洋二
円山嗣夫
斎寺義則
春名サトミ
浜田修身
田中宏
藤木澄男
「不親切」こそ魅力
「ストゥディウム」「プンクトゥム」「それはかつてあった」。フランスの思想家、ロラン・バルトの写真論「明るい部屋」に出てくる用語です。書は難解ですが、ストゥディウムは報道や広告の写真のように撮った側の意図が読み取りやすい1枚。一方、プンクトゥムは見る側にイメージが委ねられ、単に感動とは違う「心に突き刺すもの」と私は受け取りました。バルトは亡き母の幼少期の写真をもとにプンクトゥムと時間の関係について掘り下げます。報道写真を扱う者にとってストゥディウムの解説で反発を覚える点はありますが、書全体として共感する部分が多いです。
一昨年、小欄で写真には「親切な1枚」と「不親切な1枚」があると書きました。写真記者は人に伝えるため、わかりやすい親切なカットを撮る必要があります。現場で経験を重ね、適正な画像調整に習熟することで表現は磨かれるでしょう。しかし「不親切」はプンクトゥムに近いかもしれません。写真は撮影者が意図しないものが写し出されていることがあり、説明しきれない部分が見る人の心に残ることがあります。「親切」と「不親切」。ともに大切な要素ですが、写真の魅力は「不親切」の方にあると私は感じます。
(映像写真部次長・中西大二)