4日午後4時半ごろ、加古川市加古川町友沢の国道250号東行き車線で、乗用車など10台以上が絡む事故があった。乗用車を運転していた男性1人が死亡し、子どもを含む17人が負傷した。
加古川署によると、亡くなったのは加古川市の無職の男性(78)。同乗していた男性が骨折などの重傷を負った。男性が運転する車を含む10台以上の玉突き事故が発生したとみられ、詳しい事故の状況などを調べている。
加古川市消防本部によると、けが人の中には2~6歳の4人が含まれるという。現場には救急車7台、消防車4台、救助車2台などが出動した。大破した乗用車が横向きで止まり、道路上には割れたライトやガラスの破片、自動車の部品が散乱していた。
周辺の駐車場では、事故に関係したとみられる人たちが、毛布を羽織って暖を取り、警察や消防から聞き取りを受ける姿が見られた。
現場はJR加古川駅南西約2・5キロの播州大橋の東詰め付近で、片側3車線の直線道路。姫路バイパスの高砂西ランプ(高砂市)から加古川市を横断して明石市につながる幹線道路。
事故は夕方の帰宅時間帯に重なり、周辺に渋滞が発生した。上空にはヘリが飛び交い、多くの住民が心配そうに見守っていた。




























