エプロン姿でポーズをとる坂本花織=大阪市北区、味の素グループ大阪支社
エプロン姿でポーズをとる坂本花織=大阪市北区、味の素グループ大阪支社

 フィギュアスケート女子で2022年北京冬季五輪銅メダルの坂本花織(シスメックス、神院大出身)が29日、今季から栄養サポートを受ける味の素グループ社員と大阪市内で交流し、「これまで『食べない』という方向に行きがちだったが、『食べて(脂肪を)燃やして(体重を)減らす』という知識をもらい、体調も良くスタミナもついてきた」と変化を語った。

 坂本は7月末ごろから味の素の選手強化支援「ビクトリープロジェクト」のサポートを受け、社員のアドバイスを基に自炊生活を送っている。これまでは野菜の摂取量が少なかったといい、リンクで冷えた体を温める汁物も積極的に調理。サケフレークの自作にもはまっていると明かした。

 25歳の坂本は今季限りでの引退を6月に表明。来年2月のミラノ・コルティナ五輪に向け「団体、個人両方で銀メダル以上を狙えたら。一番大事なシーズンを元気に健康で滑りきりたい」と笑顔で宣言した。(山本哲志)