バスケットボールBリーグ2部(B2)の神戸は9日、ジーライオンアリーナ神戸(神戸市中央区)で、大学の強豪東海大とのプレシーズンゲームに臨み、55-37で快勝した。新体制での初戦となり、昨季までB1のFE名古屋を指揮した川辺新監督の下、八村塁の弟・阿蓮ら新加入4選手が実戦デビューした。
始動から2週間余りの神戸は実質8選手で、合流している外国人はバッツのみ。調整途上ながら、学生との地力の差を見せた。B2福井から加入したガード木村が3本の3点シュートを沈め、ベテラン道原らがこぼれ球に飛び込む激しいプレーを披露。指揮官は「勝って反省できるのが非常に良かった」とうなずいた。
八村は「素晴らしいアリーナでプレーできるのは選手として幸せで、成長できる環境。全員で共通理解を深めていきたい」と意気込んだ。神戸は10日には大院大と対戦する。(井川朋宏)