NIEの取り組みを紹介する新聞社のブース=31日午後、神戸市中央区港島中町6、神戸ポートピアホテル(撮影・斎藤雅志)
NIEの取り組みを紹介する新聞社のブース=31日午後、神戸市中央区港島中町6、神戸ポートピアホテル(撮影・斎藤雅志)

 NIE全国大会神戸大会の会場では、全国各地の新聞社が、教育現場での新聞活用に向けたデジタルサービスを紹介するブースを設けた。GIGAスクール構想で小中学生に配備されたデジタル端末を使い、新聞記事を生かした学びを提案した。

 新聞各社は、同構想で配布された端末の有効活用案として、記事のデータベース検索や新聞製作ができるサービスなどを展開する。会場には地方紙や全国紙から14社が出展し、それぞれのサービスを紹介した。

 中国新聞(広島市)は、被爆地の地元紙として全国の平和学習に役立ててもらおうと、被爆80年に合わせ、特設サイト「広島ドキュメント-記録と記憶から伝える」を設けた。当時撮影された写真や、手記、これまで取材した被爆証言などを無料で閲覧できる。

 神戸新聞もスマホやタブレット端末で新聞を作れるアプリ「ことまど」を紹介した。(児玉芙友)