前町長の失職に伴う兵庫県太子町長選は8日告示される。立候補を表明している前職服部千秋氏(63)と元町教育長の新人沖汐守彦氏(65)の一騎打ちとなる公算が大きく、2人の前哨戦は激しくなっている。約6年の実績を強調する服部氏に対し、沖汐氏は多くの町議らと組織戦を展開している。投開票は13日。(直江 純)
10月31日、太子町内の幹線道路沿い。「継続こそ力」と書かれたのぼり旗がはためく交差点で、服部氏が有権者に手を振っていた。そのわずか600メートル先では「町政刷新」を訴えるのぼり旗を立て、町議2人と並ぶ沖汐氏の姿があった。
2016年8月の就任以降、町議会と対立を続けてきた服部氏。議会が不信任決議を突き付けた引き金は前教育長のセクハラ疑惑だが、背景にはこれまでの対立がくすぶる。失職するまでの約6年間、議会は服部氏が提案した副町長人事を計3回不同意とした。
「群れるのが嫌いな一匹おおかみタイプ」。そう自己分析する服部氏。水面下で人事や政策案を事前に議会に説明する「根回し」は多くの首長が行うが、服部氏はこれを嫌い、独自のスタイルを貫いた。一方、政策では、中学生以下の通院医療費無償化などを実現させ、2期目を目指した20年の前回選では得票を上積みした。
議会とのあつれきは絶えなかったが、有権者には携帯電話のショートメールに不信任決議への反論を送るなどこまやかにアピールを重ねる。「職務を全うしてきた。『服部千秋を信任するか、しないか』のみが選択肢」。配布したビラには議会への怒りがにじむ。
◇
現時点で町議14人のうち11人の支援を受ける沖汐氏は、立候補表明後、職員組合の支援も取り付けた。
「職員の約3割が入庁3年以内というのは異常だ」
10月17日、太子町職員組合(約150人)は代議員会を開き、沖汐氏の要請に応じ、37年ぶりの特定候補推薦を決めた。ある組合役員は「政治と距離を置く伝統を破らざるを得なかった」と打ち明ける。
町職員の早期退職者は服部氏の就任後に急増。この5年間(17~21年度)で計49人を数え、定員(約200人)の25%に相当する。同期間のたつの市(14%)や相生市(10%)に比べても突出している。
服部氏は「婚姻による転居や介護など退職理由はさまざま」と説明するが、庁内には人事異動などを理由に早期退職者が増えたという指摘も多い。
教育長時代、学校予算を巡り服部氏と対立し、公然と批判を繰り返した沖汐氏。「ビジョンを示し、人事異動も計画に沿って行う。6年間で混乱した町政の信頼回復が必要だ」とする。

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