但馬牛の発育などを競う「県畜産共進会」の農大・農高枠選考会が兵庫県加西市であり、繁殖用の雌牛を出品する「種牛」部門で、佐用高校の「つつじ」が最優秀賞に選ばれた。つつじは同校で生まれ育ち、母牛やその母牛も同校生まれという正真正銘の「佐用の牛」。同校で生まれた牛が最優秀賞に選ばれるのは初めてで、世話を続けてきた生徒らは喜びをかみしめている。(勝浦美香)
選考会の学生枠には、淡路や但馬の家畜市場で購入し、学校で世話をした牛が出品されることが多い。しかし、「立派な母牛から生まれたつつじなら同じ土俵で戦える」と今年は学校生まれの牛を大会に出すことにした。
農業科学科2年の梶山果梨(かりん)さん(16)は当初、5年に1度開かれる「全国和牛能力共進会」を目指し、6月からつつじの世話を担当。7月の県予選を突破できなかったが、「ここで終わるのは名残惜しい」と県畜産共進会に向けて気持ちを切り替えた。
種牛は、横から見た時に長方形に見える体形が美しいとされる。理想の体形に近づけるため、まずは餌をしっかり与えなければならなかったが、「すごくグルメ」なつつじは通常の餌を好まなかった。
試行錯誤の結果、新鮮な牧草を細かく刻むとよく食べると判明。ところが、ようやくつつじに慣れてきた7月末、梶山さんは足をけがし、8月半ばまで入院することになってしまった。その間、1年生の橋本真衣さん(16)、清水菜央さん(16)、山本良好夢(らいむ)さん(16)が懸命に世話をした。
お尻の脂肪を取るためにひたすらマッサージしたり、目鼻立ちがくっきり見えるようにバリカンで毛を刈ったり。皆で工夫を凝らして世話をしたつつじは、体高124センチ、体重360キロまで育ち、9月の選考会では満場一致で最優秀賞を獲得した。
つつじの血統はさかのぼると昭和から佐用高校で繁殖されてきたといい、「佐用産の牛が認められたことで、これまでの卒業生の思いも実った気がする」と梶山さん。実習助手の井手淳史さん(44)も「つつじも母牛にして、『佐用の牛はすごい』という伝統を残していきたい」とほほ笑んだ。
つつじは、10月27日に淡路市で開かれる県畜産共進会(本選)にも出場する。

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