絵師若林秀岳による「摂津国布引滝図」。明治期の布引のにぎわいが分かる(前田康男さん提供、小代薫建築事務所が着彩)
絵師若林秀岳による「摂津国布引滝図」。明治期の布引のにぎわいが分かる(前田康男さん提供、小代薫建築事務所が着彩)

 神戸港の名主らでつくる民間企業「花園社」が明治初頭、布引の滝周辺を整備して観光地化していった。前回はその一端が分かる写真を紹介したが、布引の華やかさを示す別の資料を紹介したい。