阪神・淡路大震災から30年。心の軌跡を描いた作品とナイスカさん=小野市うるおい交流館エクラ
阪神・淡路大震災から30年。心の軌跡を描いた作品とナイスカさん=小野市うるおい交流館エクラ

 阪神・淡路大震災で被災し、心の傷を癒やすため、絵を描き始めた画家NAISKA(ナイスカ)さん=明石市=が、小野市うるおい交流館エクラ(中島町)で個展を開いている。バイオリンを弾くのをやめ、歩き出した少女を描いた油絵など約70点を展示。震災から30年、心の傷を捨て切れない自身の歩みを重ねて「あなたにも捨てたいけれど捨てられないもの、ありますか?」と問いかける。(坂本 勝)