明石

  • 印刷
明石市役所=明石市中崎1
拡大
明石市役所=明石市中崎1

 泉房穂市長の退任に伴い、無所属新人3人の戦いとなった兵庫県明石市長選。現市政が進める子育て支援や教育の充実の在り方、市民の意見をいかに市政に反映させるかが問われる。(松本寿美子、長尾亮太、有冨晴貴)

 元加西市長の中川暢三氏(67)は、明石駅前などで演説。「市長と議会の間で市民不在の対立が続いている。政策本位の選挙がなされるべきだ」と主張した。

 西村康稔経済産業相が顧問の自民党明石支部が擁立した元市議の林健太氏(40)は、自民、公明両党の推薦を受けた。JR大久保駅前などで演説に立ち「子どもたちのため、小学校給食やランドセル、制服など教育費の自己負担分をゼロにしたい」と呼びかけた。

 泉市長が後継指名した元市議丸谷聡子氏(59)は、明石駅前などで街頭演説。「(現市政が)12年間積み上げてきた市民に優しい施策をここで終わりにするわけにはいかない。市民と共に、みんなの明石をつくりたい」と強調し、手厚い子育て支援の継続を訴えた。

■明石市議選、定数30に43人が立候補

 明石市議選(定数30)が16日告示され、現職21人、元職1人、新人21人の計43人が立候補した。子育て支援の継続や高齢者福祉、泉市政への評価など多様な争点で、論戦を繰り広げる。投開票は23日。

 過去5回の立候補者は2019年39人(定数30)、15年37人(同30)、11年39人(同31)、07年37人(同31)、03年37人(同31)。今回は定数よりも13人多く立候補する激戦になっている。

 立候補者の内訳は、男性33人、女性10人。党派別では、自民7人、維新5人、公明6人、共産2人、国民1人、参政1人、無所属21人(社民推薦1人含む)。無所属には泉房穂市長が代表の政治団体「明石市民の会」に所属する5人が含まれる。投開票日時点の年齢は30~70歳で、30代3人、40代12人、50代14人、60代13人、70代1人となっている。

 候補者たちは選挙カーで市内を巡り、それぞれの主張を有権者に訴えている。(長尾亮太)

【特集ページ】統一地方選2023

明石選挙統一地方選明石市W選
明石の最新
もっと見る
 

天気(9月7日)

  • 34℃
  • 27℃
  • 20%

  • 36℃
  • 24℃
  • 40%

  • 35℃
  • 26℃
  • 20%

  • 35℃
  • 25℃
  • 30%

お知らせ