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昨年回収された餌木の一部=明石市二見町東二見
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昨年回収された餌木の一部=明石市二見町東二見

 兵庫県明石市漁業組合連合会(市漁連)が2022年に回収した疑似餌、餌木(えぎ)の数が、前年より3割多い約1万500個に上ることが、市漁連の集計で分かった。糸が切れるなどして海底に放置されたもの。タコ漁の漁師らが針でけがをするケースもあり、市漁連は遊漁船の客ら釣り人に、マナー向上を訴えている。

 餌木はエビなどの形を模した10センチ前後の疑似餌。ほとんどがプラスチック製で、食いついたタコやイカを逃がさないための針が付けられている。

 市漁連は20年に餌木の回収を始め、約1万6千個を集めた。21年には8千個に減ったが、昨年に再び増加に転じた。

 市漁連によると、餌木はタコつぼを引き揚げるローラーに絡まり、速いスピードで回りながら飛んでくることがあり危険。アマチュアの釣り人が使うことがほとんどで、かかったタコなどを無理に引き揚げようとして糸が切れ、海に残されることが多いとみられる。

 市漁連の担当者は「糸が切れた餌木は、海洋ごみになったり漁師を傷つけたりといいことがない。むちゃな釣り方はしないようにお願いしたい」と話している。

明石漁連漁協
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