■育英10ー0西宮北・西宮苦楽園 下位から始まった育英打線が火を噴いた。六回、打者一巡の猛攻で7得点。第1シード校の強さを見せつけた。 五回から代わった左腕に対し、打線はコンパクトに振る意識を強めた。途中出場した六回の先頭佐伯は「つないで貢献する」と内野安打。ここから単打や犠飛で得点を重ね、高木が走者一掃の3点二塁打を放った。続く佐伯がこの回2度目の打席で適時打を放ち、とどめを刺した。 佐伯は冬場に足腰を強化し、春季大会では1番打者を務めた。その後調子を落として控えに回っていたが「俺を使え、という戦う姿勢を感じた」と安田監督。三回からの出場で2安打3出塁と起用に応えた。 背番号13は「育英の名に恥じず、古豪から強豪になれるように」と躍進を誓った。(井川朋宏)【高校野球特集ページ】こちら【選手名鑑ページ】こちら