11月3日に沖縄県那覇市の首里城公園で行われた、首里城の「木曳(こびき)式」を見に行った。「木曳式」とは、新しい首里城の柱となる木を城内に運び込む儀式のことだ。
ご存知のように、琉球王国の国王の居城であった首里城正殿は、2019年10月31日に火災によって焼失した。筆者は姫路市民だが、もし姫路城が火災で焼失するようなことがあれば、どれほど心が折れてしまうだろう。それを思うと、沖縄の方々の心痛ははかりしれない。今回の「木曳式」は、新しい首里城がまさにこれから立ち上がっていくことを象徴するイベントであった。
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