前回、写真展を開くまでのお話をさせて頂いたので、今回はその続きです。「舞台袖-噺家(はなしか)が撮る噺家という」タイトルで、9日間写真展を開催しました。予想では1日平均の来場者は10人くらいかなとおもっていました。ところが新聞や雑誌、SNSなどでも取り上げて頂いたこともあり、9日間で約150人、1日平均で約17人のお客さまがご来場して下さりました。特に落語ファン以外のお客さまも結構来られて、写真を見て「落語が観(み)たくなった」とおっしゃられていたのが印象的でした。
展示した写真はどれも気に入っている写真でしたが、自分の師匠、四代目桂春團治の写真だけは特別な思い入れがありました。もちろん、憧れて入門した師匠を撮影させて頂くわけですから、当たり前といえば当たり前なのですが、写真を撮っていて改めて気付かされたことがありました。
この記事は会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。