連載・特集 連載・特集 プレミアムボックス

  • 印刷

 私が幼かった頃の神戸の街は、まだ「戦後」を引きずっていた雰囲気があり、昭和45年、10歳くらいになっても「傷痍(しょうい)軍人」を名乗る人が路上で金品を乞うていた。

 白装束に軍帽をかぶって、傍らに事情を書いた口上が置かれ、アコーディオンを弾いている人もいた。中には、戦争に行っていたと言うのに随分と若く、年齢が合わないなあと感じたこともあったが、何か考察してはいけない気がして知らぬふりをした記憶がある。

この記事は会員限定会員限定です。新聞購読者は会員登録だけで続きをお読みいただけます。

2022/3/17
 

天気(9月8日)

  • 33℃
  • ---℃
  • 40%

  • 33℃
  • ---℃
  • 40%

  • 34℃
  • ---℃
  • 20%

  • 35℃
  • ---℃
  • 40%

お知らせ