新ひょうごの医療

新改さんが勧める手洗いの手順(写真は新改さん提供)せっけんを泡立てて手のひらをこすり合わせる→手の甲もしっかりこする
「帰宅時や食事前、トイレの後に手洗いをしっかりとすればインフルエンザなどの多くの感染症を防げる。それが分かっていても、実はできていない」。神戸市立医療センター中央市民病院(神戸市中央区)の感染管理室で働く新改法子さん(47)は強調する。
新改さんは全国に44人(10月末現在)いる感染症看護専門看護師の一人。同病院には医師や看護師ら医療従事者をはじめ、清掃など関連業者スタッフら約2500人が従事する。患者やその家族らを含めると毎日、数千人が行き交う。人を介して広がる感染症のリスクを回避するため、同病院全体の感染対策を担う。
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- シリーズ10 冬に備える
2017/11/4~2017/11/25
日に日に気温が下がり、上着が手放せなくなった。冬はウイルスが活発化するなどし、体調を崩しやすい。「新・ひょうごの医療」シリーズ10は「冬に備える」をテーマに、これからの季節に多い病気の予防策や治療法を紹介する。

