ひょうごの医療

「ケアとは、限りある命を全うできるよう支援する全ての取り組みだ」と話す松浦尊麿・多可赤十字病院長=多可町中区
多可赤十字病院
(兵庫県多可町)松浦尊麿院長に聞く 分野を超えて専門職連携「人間的な共感」が重要
都市部に比べて医師の数が少ないへき地・中山間地域で、高齢者が住み慣れたわが家に安心して暮らし続けるためには、さまざまな疾患に対応できる総合診療医を中心に、医療・介護の専門職が連携してきめ細かく対応する地域包括ケアの態勢整備が不可欠だ。1980年代から旧五色町(現洲本市)で包括ケアに取り組み、現在も多可町でシステムの整備を進める松浦尊麿(たかまろ)・多可赤十字病院長(69)に、現状と課題を聞いた。
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- シリーズ42 在宅医療のいま
2015/11/7~2015/11/28
超高齢社会を目前に、医療のあり方が変わろうとしている。「住み慣れた地域で暮らし続けたい」という人も増えており、その鍵となるのが在宅医療だ。兵庫県内の医療の最先端に迫る連載の第42回シリーズは、在宅医療のいまを取り上げる。

