ひょうごの医療

「皮膚炎や潰瘍を繰り返す人は早期の治療が必要です」と話す神戸掖済会病院の篠崎幸司外科部長=神戸市垂水区学が丘1
高周波やレーザーで焼く治療
体への負担小さく保険適用も
下肢静脈瘤(りゆう)の治療で近年、高性能レーザーや高周波(ラジオ波)電流によって血管を焼いてふさぐ方法が広がってきた。短時間でできる上、術後の痛みも小さいなど体への負担が軽く、相次いで公的医療保険が使えるようになったことも、普及の後押しになっている。昨年8月に高周波での治療を開始した神戸掖済会(えきさいかい)病院(神戸市垂水区)の篠崎幸司外科部長(54)に、それらの特徴を聞いた。
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- シリーズ38 血管の病気
2015/3/7~2015/3/28
血液は心臓から出ると、瞬く間に全身にくまなく流れていく。しかし、いったん血管が詰まるなどすれば、臓器に血液が行き渡らなくなり、機能不全に陥る。兵庫県内の医療の最前線に迫る連載の第38シリーズは、血管の病気を計4回にわたって取り上げる。

