ひょうごの医療

臨床研究について説明する田口明彦部長=神戸市中央区港島南町2
幹細胞を移植、神経再生へ
臨床研究で自力歩行可能に
脳の血管が詰まったり、破れたりし、脳神経が障害を受ける脳卒中。がん、心臓病、肺炎とともに国内の死因の4大原因の一つで、身体や言語の機能などが低下するため、介護原因としては脳卒中が最も多いとされる。主に脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の3種類があり、中でも脳の血管が詰まる脳梗塞は、年間の死者が7万人以上ともいわれ、高齢化などが理由で増加傾向にある。
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- シリーズ38 血管の病気
2015/3/7~2015/3/28
血液は心臓から出ると、瞬く間に全身にくまなく流れていく。しかし、いったん血管が詰まるなどすれば、臓器に血液が行き渡らなくなり、機能不全に陥る。兵庫県内の医療の最前線に迫る連載の第38シリーズは、血管の病気を計4回にわたって取り上げる。

