ひょうごの医療

新須磨病院で慢性の傷を診る「創傷治療センター」のセンター長も務める北野育郎医師。「地域の医療機関と連携を強めていきたい」と話す=神戸市須磨区磯馴町4
静脈などを移植するバイパス手術
効果持続するが体に負担
新須磨病院(神戸市須磨区)
北野育郎外科部長に聞く
「閉塞(へいそく)性動脈硬化症」の治療で、カテーテル治療と並んで数多く行われているのが、患者自身の静脈または人工血管を移植するバイパス手術だ。血流が安定して保たれる効果は大きいが、全身状態によって受けられる患者が限られる。2003年から約170件の手術を行った新須磨病院(神戸市須磨区)の北野育郎外科部長(52)に聞いた。
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- シリーズ38 血管の病気
2015/3/7~2015/3/28
血液は心臓から出ると、瞬く間に全身にくまなく流れていく。しかし、いったん血管が詰まるなどすれば、臓器に血液が行き渡らなくなり、機能不全に陥る。兵庫県内の医療の最前線に迫る連載の第38シリーズは、血管の病気を計4回にわたって取り上げる。

