ひょうごの医療

「菌が少ない段階で見つけられれば、経過観察で済む場合もある」と話す今村麻衣子医師=芦屋市大原町
長引くせき、微熱、だるさ…
結核と同じ種類の原因菌
疑い持って痰の検査を
芦屋市に住む主婦の川島孝子さん(72)=仮名=が体調の異変を感じ始めたのは、50代になってからだった。「せきがよく出るようになり、常に喉がむずがゆい」。近所の医院でエックス線撮影を受けた結果、気管支炎と診断され、抗菌剤を処方された。「1カ月ほどで治まるが、しばらくするとまた同じ症状が出る」ことの繰り返し。そんな状態が約20年も続いた。
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- シリーズ35 感染症
2014/9/6~2014/9/27
兵庫県内の医療の最前線に迫る連載の第35シリーズは、感染症を計4回にわたって取り上げる。

