第3部・流通、荒波の中で
【2】苦しむ店舗 売り上げ、ピーク時の半分に
JR住吉駅に直結するコープこうべの旗艦店「シーア」(神戸市東灘区)。開店直後の1階食品フロアをのぞくと、多くの客が品定めをしていた。
敷地面積約8400平方メートル。2~4階に化粧品や衣類、台所用品などが並ぶ。「ここは衣料や住居関連の供給高(売上高)が全体の3割」と店長の中野裕之(56)。新型コロナ禍の巣ごもり需要で食品が活況の一方、アパレル店が撤退するなど衣住は厳しい環境が続く。
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