ひょうご経済プラスTOP 連載一覧 コープこうべ1世紀 第3部・流通、荒波の中で 【1】伸びる「個配」 共働き、高齢化社会を支える

第3部・流通、荒波の中で

【1】伸びる「個配」 共働き、高齢化社会を支える

2021.11.18
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「留守置き」の準備をするコープこうべ配達員の森田さん。個々の好みに応じて置き方を変えている=神戸市東灘区住吉宮町7(撮影・鈴木雅之)

「留守置き」の準備をするコープこうべ配達員の森田さん。個々の好みに応じて置き方を変えている=神戸市東灘区住吉宮町7(撮影・鈴木雅之)

 水曜日の朝。生活協同組合コープこうべの「地域担当」の配達員森田佳奈子(23)は、神戸・東灘のマンション前でトラックを止めた。荷台から商品の入った箱を、個人宅配(個配)用の運搬台車に移す。エレベーターで上階に向かい、各戸のインターホンを押す。

 「おはようございます。こちら冷凍・冷蔵品、こちらは常温品です」。玄関先で手渡す場合もあれば、家の中まで食材を入れることも。その都度、組合員の要望に応じる。

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