手書きでは最後のスコアボード=高砂市野球場
手書きでは最後のスコアボード=高砂市野球場

 高砂市野球場(米田町島)で50年以上使われてきた手書きスコアボードが28日、その役目を終えた。近年の夏の猛暑を受け、作業中の熱中症への懸念から、電光掲示板に改修される。手書き最後の試合は、秋季県高校野球播淡地区大会。地元高砂高が2-0で小野高を破り、「有終の美」を飾った。(宮崎真彦、田中朋也)

 「大きなスコアボードに自分の名前が出た時には感動したなぁ」。加古川西高野球部でプレーした佐伯謙作・播磨町長(52)は今も鮮明に覚えているという。同球場での試合では本塁打を放つなど活躍した。