効率や成果に追われる忙しさから一歩離れた場所で、さまざまな人をゆったりと包み込む。そんなコンセプトをふんわり柔らかいケーキになぞらえたイベントが、3月21日、丹波市柏原町柏原の柏原自治会館駐車場を舞台に開かれる。その名も「シフォン主義社会マルシェ」。関西を中心に、22店のシフォンケーキが集結。店ごとの個性を味わいながらひと息つき、豊かな暮らしを見つめ直すきっかけにしてもらう。(秋山亮太)
企画したのは、同市春日町の清水利志さん(45)と金川尚代さん(47)、大阪府能勢町の江藤幸乃さん(43)。21日から柏原の街中で催される「丹波かいばら雛(ひな)めぐり」に合わせたイベントとして開く。
イベント名の「シフォン主義社会」は、資本主義社会をもじって対義語的に位置付けた言葉。農ある暮らしや、好きなことに打ち込んできた3人の経験から、「効率や成果を求めるのとは異なるところに、豊かさや楽しさ、平穏があるかもしれない」という思いが込められている。包み込まれるような柔らかさがあり、じっくりと味わうシフォンケーキのイメージとも重なり、企画の主役に据えた。
マルシェには47店が出店し、うち22店をシフォンケーキが売りの店で構成した。地元の丹波地域はじめ、兵庫県内や大阪、京都からも幅広く参加してもらう。味の違いはもちろん、食感も、しっとりしたものや雲のように軽くて柔らかいものなど、店ごとで個性があるという。江藤さんは「子どもからお年寄りまで食べやすいスイーツなので、ぜひ食べ比べてほしい」と推す。
ホットサンドやピザ、焼きたてのみたらし団子、こだわりのコーヒーなど、シフォンケーキ以外の店も軒を連ねる。駄菓子や雑貨の販売、子どもも楽しめるワークショップもある。コンセプトに合いそうな店180軒ほどに地道に声をかけて準備をしてきたという。金川さんは「ふんわり柔らかなつながりが生まれ、地域に笑顔の輪が広がればうれしい」とする。
イベント後も「シフォンケーキ協会北近畿支部」として、3人でその奥深さを発信していきたいという。清水さんは「楽しさや豊かさは、日常の足元に実はたくさんあると思う。忙しく走り続ける今の時代だから、マルシェに立ち寄って、おいしいケーキを食べながらその選択肢に目を向けてみてほしい」と話す。
午前10時~午後4時。出店者情報は「シフォン主義社会マルシェ」のインスタグラム=QRコード=から。問い合わせは実行委員会(chiffoncakeclub2025@gmail.com)
























